姿勢評価の基本手順|理学療法士が現場で使う5ステップ
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姿勢評価の基本手順|理学療法士が現場で使う5ステップ

姿勢評価はピラティス指導の出発点です。理学療法士が臨床で実践する5ステップの評価手順を、ピラティス指導に応用できる形で解説します。

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RehaNext. 編集部

2026年4月1日

なぜ姿勢評価が重要なのか

ピラティス指導において、姿勢評価なしにエクササイズを選択することは、診断なしに治療を行うようなものです。クライアントの姿勢アライメントを正確に把握することで、どの筋肉が短縮・弱化しているかを推測し、効果的なプログラムを設計できます。

5ステップの姿勢評価手順

Step 1:問診と主訴の確認

評価の前に、クライアントの主訴・痛みの部位・日常生活動作・職業・運動歴を確認します。これにより、どこに着目して評価すべきかの仮説を立てられます。

Step 2:静的姿勢評価(前面・側面・後面)

前面(anterior view)
  • 頭部の左右傾き
  • 肩の高さの左右差
  • 骨盤の左右傾き(腸骨稜の高さ)
  • 膝蓋骨の向き(内旋・外旋)
  • 足部アーチの状態

側面(lateral view)
  • 耳垂・肩峰・大転子・膝関節外側・外果が一直線か
  • 頸椎・胸椎・腰椎の弯曲
  • 骨盤の前傾・後傾

後面(posterior view)
  • 脊柱の側弯
  • 肩甲骨の位置(内転・外転・上方回旋・下方回旋)
  • 踵骨の内反・外反

Step 3:動的姿勢評価

静的評価だけでは見えない問題を、動作中に確認します。

  • スクワット:膝の内側への崩れ(knee-in)、体幹の前傾
  • 片脚立位:トレンデレンブルグ徴候(中殿筋弱化のサイン)
  • 前屈・後屈:腰椎の分節的な動き

Step 4:筋長・筋力テスト

姿勢評価で見つけた問題に対して、関連する筋肉の短縮・弱化を確認します。

評価対象筋方法
トーマステスト腸腰筋・大腿直筋仰臥位で片膝屈曲
オーバーヘッドスクワット広背筋・胸椎可動性腕を挙上してスクワット
片脚ブリッジ大殿筋・ハムストリングス仰臥位で片脚ブリッジ

Step 5:評価結果の統合とプログラム設計

各ステップで得た情報を統合し、短縮筋のストレッチ → 弱化筋の活性化 → 動作パターンの再教育という流れでプログラムを設計します。

まとめ

姿勢評価は「見る力」を鍛えることで精度が上がります。最初は5ステップを順番通りに実施し、慣れてきたら主訴から仮説を立てて評価の優先順位をつけることで、より効率的な指導が可能になります。

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